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ほくろが気になるあなたへ
「大きなほくろが気になる」「年齢と共にほくろが増えた」「メイクでも隠せない」 そんなお悩みを抱えているあなたへ、今日は【ほくろ除去】についてお伝えしたいと思います。
ほくろを取るには?
そもそも「ほくろ」とは、ほとんどが色素細胞母斑・色素性母斑・母斑細胞母斑などと呼ばれる良性腫瘍で、皮膚中に点在する色素細胞が何らかの原因で腫瘍化してできると考えられています。 「腫瘍」と聞くとびっくりするかもしれませんが、ほくろは意外と簡単に取り除けることが多いのです。
ほくろを取るには、主に2つの方法があります。
- レーザーによる除去
- 手術による除去
ほくろの部位や性状によって、どちらが適しているかが異なりますので、メリット・デメリットも踏まえて、当クリニックでの治療を詳しく説明していきます。
レーザーによるほくろ除去

まず、使用するレーザーですが、「炭酸ガスレーザー」「Qスイッチアレキサンドライトレーザー」と「ロングパルスアレキサンドライトレーザー」です。炭酸ガスレーザーとは、皮膚に含まれる水分と共に、ほくろの組織だけを蒸発させるレーザーです。そして、アレキサンドライトレーザーとは、皮膚に含まれる異常メラニン色素を除去するレーザーです。隆起性のほくろには炭酸ガスレーザーを、盛り上がっていないけれど色調の濃いほくろには、炭酸ガスレーザーだけでなく、Qスイッチレーザーやロングパルスアレキサンドライトレーザーを併用して治します。また、細かいほくろが多数あるような場合やテープを貼れないという場合には、あまり削らず、瘢痕(傷痕)をほとんど残さずに色調だけ飛ばすという治療も行っています。(かわりに回数を重ねることで色調を薄くしていく方法です。)
手術によるほくろ除去
手術には、2種類あります。
【くりぬき法】
メスもしくはパンチという器具を使い、ほくろの境界ぎりぎりを円形にくりぬく方法です。傷が縮む力を利用するので、最終的にはかなりきれいになります。対象としては、直径約5〜6mmくらいまでで、これ以上の場合は一部縫合する場合があります。血流が多く、皮膚の修復が早い顔のほくろに適しています。くりぬいた後の穴が閉じるのに2週間以上、目立たなくなるまでには6ヶ月〜1年程度かかります。
【縫合法】
ほくろをメスで切除した後、傷を縫合する方法です。線状の傷はかなりきれいには治りますが、全く見えないという訳ではありません。(形成外科的手術方法で、目立たなくすることも可能ですが、光の加減などでは分かってしまいます。)
それぞれのメリット・デメリット
※料金について ほくろ除去は、保険が適用できます。詳しくはお問い合わせください。(保険が適用される場合、顔のほくろ1カ所5,000円前後となりますが、手術の場合は若干高くなります。)
ほくろに似た悪性腫瘍!?
まれではありますが、実はほくろだと思っていたものが、メラノーマなどの皮膚がんだということがあります。悪性の可能性を疑う場合は、レーザーによる除去は行ないません。まずダーマスコピーという侵襲性のない検査を行い、必要な場合には切除および病理検査(生検)を行います。(ただしメラノーマに対しては部分生検は行いません)レーザーによる除去をお考えの際は、それらも含めて判断いたします。検査の必要があると判断した場合には、専門の医師の診察を受けていただいた上で、治療法を選択することをおすすめします。ほくろを除去する前に、まず検査を希望される方は月曜午前の受診をお願いしております。
当クリニックの特徴
当クリニックでは、ほくろの部位・大きさなどを考慮し、どの治療法が適しているかをしっかりと説明させていただき、適切な治療を行うことが重要であると考えています。また、なるべく体への負担を減らし、傷痕を目立たせないようにしながら、ほくろもきれいに治していくようにしています。
ほくろでお悩みの方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。